1.フィルター交換

非密封放射性同位元素取扱施設内の排気風量維持のため、定期的なフィルター交換が必要となります。
フィルターの交換目安は下表をご参考にしてください。

各種フィルターの交換目安
種 類 交換実施頻度
プレフィルター 1〜2回/年
ヘパフィルター 1〜2回/年
チャコールフィルター 1回/2年

未使用フィルター挿入 使用済フィルター梱包
交換後は、放射性廃棄物処理機関である(社)日本アイソトープ協会に引き取ってもらうための梱包作業も致します。

2.排水処理設備各種槽清掃

非密封放射性同位元素取扱施設からの廃水を貯留、希釈する槽を正常に維持するため
定期的な清掃点検が必要です。
槽内部清掃時に内部の腐食、亀裂、漏れなどの有無を確認します。

タンク内清掃 タンク内点検

清掃実施頻度:1回/年 

3.RI使用施設内清掃

非密封の放射性同位元素を使用している施設内では汚染拡散を防ぐため、
表面汚染測定結果を参考とし、また無用な被爆を避けるためにも施設内の清掃が必要となります。
施設内設備清掃

清掃実施頻度:1〜2回/年

4.排気設備点検

非密封放射性同位元素を使用している施設から安全に排気するため、定期的な排気設備保守点検が
必要となります。

-排気設備の主な点検項目-

a)排気風量
b)微差圧計(フィルターの目詰まり状態)
c)排気ファン(ファンベルト、ベアリングなどの磨耗状態)

風量点検 ファンベルト点検

点検実施頻度:1〜2回/年

5.排水処理設備点検

非密封放射性同位元素を使用している施設からの排水を安全に行うため、定期的な排水処理設備点検が
必要となります。

-排水設備の主な点検項目-

a)タンク類(漏れ、亀裂、腐食状態)
b)排水設備機器(ポンプ、バルブ、水位計の作動状態)
c)配管類(漏れ、亀裂、腐食状態)

点検実施頻度:1〜2回/年

6.電気計装設備点検

RI管理室内監視盤(遠隔操作盤)が正常な信号を受けているか。また、遠隔操作で正常動作しているか等の点検や
排水/排気処理設備制御盤内点検(インターロック等)、また電流電圧値などの点検を行います。

監視盤点検 監視盤点検

点検実施頻度:1〜2回/年

7.放射線モニター点検

排気・廃水・空間中の放射線監視・記録を行う為、常に機器の性能を万全に保つ必要があります。

点検実施頻度 1〜2回/年 

8.放射線測定器点検、校正

放射線施設内で使用する測定器は、日常での放射線管理上常に使えるようにしておく必要があります。
また、測定器の値はいつでも信用できる値を示すよう定期的な点検、校正が必要です。

点検実施頻度:1回/年

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